自動車事故
不幸中の幸い
田舎暮らしを満喫していた私たちに、それは突然やってきました。
県境の雪山を下っている途中車がスリップ!!!
そのまま車は横滑りして、道路脇の林道の雪に突っ込み止まりました(>_<)
幸い、全員無傷。後部座席には、子どもと14歳のワンコが乗っていました。
少しでも突っ込む場所がずれていたら・・・
対向車がいたら・・・考えただけでも鳥肌がたちました。
車体が雪に突っ込み、斜めに傾いたまま、まず保険会社に連絡。
その脇を、大型の観光バスが3台通り過ぎていきました。
団体のスキー客乗せているのでしょうか。
その後も、また大型バス数台と、乗用車が何台か通り過ぎていきました。
窓から乗り出してこちらをのぞき込んでいる人もいました、停車することなく。
どうやらエンジンはかかります。少しホットするも・・・寒い!!
事故の衝撃から少し落ち着くと、雪に突っ込み、
エアコンの効いていない車内が寒いことを実感しました。
子どもは激突したとき、眠っていたようで、左耳を少しぶつけて痛いのと
傾いた車内に不安そうな顔・・・老犬はいつも通りの穏やかな顔で
私を見ました。そして不安定な状態ですがうずくまり、丸まっています。
この姿を見て、私も平静さを取り戻しました。
舞い降りた天使
するとそこへ、一台の車が通りかかり!!!若い男性が降りてきて
「だいじょうぶですかっ?!」と声をかけてくれたのです!
助手席から、若い女性も降りてきてくれました。
事情を説明すると、ロードサービスがくるまで
山道を少し上ったところに、ある国立の施設があり、
そこで待たせてもらったら、と教えてくれました。
そこまで乗せて行ってくれるというお言葉に甘えて、
ワンコともども彼らの車へ移動させてもらいました。
こちらの車の後部座席には、ゴールデンレトリバーが座っていました(*'ω'*)
犬好きの子どもは、その人懐っこいゴールデンくんのおかげで
すっかり笑顔を取り戻しました!!
本当に本当に・・・どうもありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです!!
最後に、お名前と連絡先を聞いたのですが・・・
手を横にふり、おっしゃっては下さいませんでした。
お若いのにその謙虚なご対応といい、優しい接し方といい
見た目もかわいらしいカップルさんで、
私たちには、天から舞い降りた天使にしかみえませんでした♡
一時避難場所で
この施設でも、職員の方々に大変お世話になりました。
時間外にもかかわらず、食堂を開けて下さり、
私たちはここで温かい食事をを頂くことが出来ました。
冷えた体に、それはとてもしみる、心も体も温めてくれるものでした。
子どもにたくさん話しかけてくださり、絵本や遊べるものを
持ってきてくれたり、外につながれたワンコのことも気にかけてくださり
ずっと吠えていて、ご迷惑おかけしたと思います。
事故自体はとても不運な出来事ですが、
色々ラッキーなタイミングと、心優しい方々に恵まれ、
無事に帰宅することが出来ました。
このご恩、絶対忘れません。本当にありがとうございました。
もし私がこういう事に遭遇しているのを見たら、手を差し伸べる人でありたい。
そして何もない日常こそ、有難いのだと、身に染みて感じました。